2021年7月28日水曜日

とっておきの話202「一回勝負にこだわる」の裏話

Twitterに、とっておきの話202「一回勝負にこだわる」の原稿をアップしました。

とっておきの話202「一回勝負にこだわる」の原稿




今回は、

一回勝負にこだわる

二人のエピソードを素材にしました。



ちなみにこの二人は、どちらも映画の世界で活躍する人たちです。



まずは、役を演じる俳優さんのエピソードを紹介します。

高倉健さんです。




彼は、映画の撮影をする時、ほとんど一回で撮影を決めていたそうです。


映画の世界では、上手く演じられなかった時のやり直し撮影は当たり前。

10回、20回とやり直すこともあります。


そんな中、高倉健さんは、たった一回の撮影で決めることにこだわった生き方をしていました。

彼の演技は、日本を代表する俳優と呼ばれるほどになりました。

 



次に、映画を撮る監督さんのエピソードを紹介します。

北野武監督です。




たけしさんと言えばお笑いのイメージが強いと思いますが、映画監督としても世界では有名です。

武監督は、どんなシーンも一回しか撮影しないことで有名でした。

やり直しをさせてもらえない世界を作っていたのです。


演じる俳優さんたちからすると、つらいですよね。

でも、もともと漫才師だった武監督はこう言うのです。

「漫才だって、同じ客の前でもう一度やってみろって言われたら嫌だろ?映画も一緒」


たった一回の撮影で映画を作っていく武監督の映画は、世界で賞を受賞するほどの作品となりました。




話の締めくくりに、こんなふうに呼びかけています。

【みなさんも、映画の世界の二人のように、一回勝負にこだわってみませんか?】


 

今回は映画の世界のエピソードを素材にしましたが、他の世界でも「一回勝負にこだわる」人はたくさんいるでしょう。

一所懸命という言葉があります。


一生懸命とは違い、一つの場面に全力を注ぐ意味合いがあります。

まさに一所懸命は、一回勝負にこだわるということです。



一回勝負にこだわることの大切さは、四字熟語で表せるほど言い伝えられてきたことなのです。

では、一回勝負にこだわることの良さは何でしょう?



一番の良さは、

集中力を高める効果

ではないでしょうか。



だらだらと続けていくのではなく、「一回」に全力を注ぐ(一所懸命)ことで、
集中して物事を進められます。


一回勝負にこだわることを繰り返せば、集中力を高める効果が生まれるのです。



集中力とは逆に、継続力も人間には必要になります。

しかし、こちらは長期戦の意味合いがあります。



短期戦の繰り返しの集中力

長期戦の継続力


これら2つのバランスが人間にとって重要なのかもしれません。




みなさんにとって、

ここぞという場面

はありますか?



その場面にこだわり、一所懸命すれば、今までとは違う世界が見えてくるかもしれませんね。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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