Twitterに、とっておきの話198「どんな本に出合えるかな?」の原稿をアップしました。
みなさんも聞き手になったつもりで読んでみてくださいね↓
ある日、本屋さんでこんなポスターを見つけました。
一番右の絵の上には、「泣ける本」とありました。
涙を流した分だけ、優しくなれる。ひとりでいたい夜は本と一緒に。
という言葉がそえられていました。
右から二番目は、どんな本でしょう?
正解は、「ヤバイ本」です。
君の想像をはるかにこえて、ヤバイ展開が待っている。だそうです。
三番目は何でしょう?
正解は、「恋する本」です。
恋の秘訣はみんな教えてくれない。だから人は、物語を読むらしい。だそうです。
左から二番目は何でしょう?
正解は、「考える本」です。
考えて、考えて、考える。それでも正解はない。たぶん、それが正解。だそうです。
一番左は何でしょう?
「シビレル本」です。
体中に電気が流れるような本がある。その衝撃は、君の人生をガラリと変えてしまうかも。だそうです。
どうでしたか?
本を読むことで得られる感情をキャラクター化する
このポスターの発想が面白いですよね。
このキャラクターはどんな感情だろう?と想像を膨らませることで、自分には無かった感情に気付くことができます。
そこを新たな視点に、新しい本との出合いを演出してくれています。
このポスターは、新潮文庫さんの広告ポスターでした。
さすがは出版大手ですね。
「泣ける本」「ヤバイ本」「恋する本」などの見出しが秀逸なのはもちろん、
その下に書いてある言葉も秀逸でした。
例えば、「泣ける本」には次のような言葉が添えられています。
【涙を流した分だけ、優しくなれる。ひとりでいたい夜は本と一緒に。】
この言葉だけでもとっておきの話の素材になりそうな魅力をもっていますよね。
今回のとっておきの話では触れられていませんが、このポスターの最初に書いてある次の言葉もステキです。
ようこそ、宇宙よりも広い世界へ
本の世界の広さを上手く表しています。
本を読んでどんな感情を抱くかは千差万別。
このポスターに書いてあるような感情以外にも、本は様々な感情を与えてくれます。
どんな本に出合えるか、ワクワクしますよね。
まさに宇宙よりも広い世界のように感じるのです。
読書が苦手な子にこそ、まずはこのとっておきの話を披露するところから魅力を伝えていっても良いかもしれません。
気になった方はぜひ実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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