2021年7月22日木曜日

とっておきの話197「今の日本の「食」の姿」の裏話

Twitterに、とっておきの話197「今の日本の「食」の姿」の原稿をアップしました。

とっておきの話197「今の日本の「食」の姿」の原稿



今回の素材もポスターです。

広告コピーの一番上にはこんな言葉が書いてあります。


これが、今の日本の「食」の姿です。




2014年の調査結果をもとにしたものなので、そこから今は7年が経過しています。

披露する場合は、最新のデータを確認してから実践してみてください。


この素材の魅力的なところは、マスの弁当箱に表すことで、日本がどれだけ輸入に頼っているかが分かります。

食料自給率について考えさせられる結果を分かりやすく示すことができるのです。

ただ統計データをグラフ等で示すよりもよっぽどインパクトがありますよね。


このように、視覚に訴える素材というのを見つけると、魅力的なとっておきの話づくりにつながりやすいです。




どれも100%をこえるものはないですよね?

それだけ日本は、外国からの食べ物に頼っているということです。

自分の国で作った物だけでは、自分の国の人を支えるほどの量にはならないのです。

みなさんがいつも食べている食べ物は、国産ですか?外国産ですか?

ふだんから食料自給率に興味をもっておくと、食べ物に対する見方も変わってくるでしょう。



聞き手を学校に通う子どもたちと想定すると、こうしたとっておきの話は有効に働きそうです。
学校では、毎日給食があります。
その1つ1つのメニューを見て、どの食材が国産でどの食材が外国産だと意識して食べている子はほとんどいません。

かと言って、何%と表示されていても、それが読み取れない子どももいます。

そこで、こうした素材があると、目で見てすぐに

少ない

のか

多い

のかが分かります。



やっぱりとっておきの話に採用する素材の条件として

誰が聞き手であっても分かりやすい

というのは重要な条件ですね。



もちろん、作り手(話し手)である自分が感動した素材をとっておきの話に採用するのが基本なのですが、

自分にしか感動できない素材はつまらない

のです。


聞き手にとっても自分と同じように感動できる素材

を見つけられた時、とっておきの話クリエイターとして幸せを感じます。




自分が感動できる素材かどうかを意識した後、

聞き手も感動できる素材かどうかまで意識できるようにしたいですね。




気になった方はぜひ実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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