Twitterに、とっておきの話192「一兆分の一の奇跡」の原稿をアップしました。
子どもが生まれてくる確率って実はとてつもなく低いというのをご存知でしょうか?
当時作成した時は、まだ子どもがいませんでした。
でも、父親になった今では、本当に奇跡的だと感じます。
【一兆分の一とは何の確率だと思いますか?
これは、あなたのお父さんとお母さんが愛し合ってあなたを生んだ確率です。
お父さんが一生かけて作る精子の数は一兆個。
そのうち、お母さんが作る卵巣に入れる精子は基本的に一個です。
あなたたちは、一兆分の一の確率で生まれてきたのです。】
一兆分の一の確率で生まれてきたと考えると、すごい確率ですよね。
「兆」という数の大きさに馴染みのない子を聞き手とする場合、
1000000000000
と書いて見せてもいいですし、次のようにイメージしやすいエピソードを交えてもいいでしょう。
【一兆というと、みなさんはどれくらいの数か思い浮かべることができますか?
宝くじに当たると一億円なんて言いますが、一兆は一億円が一万の束になった数です。
地球の人口が80億ほどですから、一兆だと地球が100個あっても足りないですね。】
さて、話はここで終わりません。
みなさんは、次の絵本をご存知ですか?
あなたのおじいちゃんには、おじいちゃんがいるはずです。
そのおじいちゃんにも、おじいちゃんがいるはずです。
つまり、みんなお父さんとお母さんが愛し合って生まれてきた訳ですから、
一兆分の一の奇跡の連続
なんですね。
試しに、一兆分の一の奇跡で生まれてきたお父さんと一兆分の一の奇跡で生まれてきたお母さんとの間に、一兆分の一の奇跡で生まれてきた男の子がいるとしましょう。
一兆×一兆をすると・・・
1000000000000000000000000
です。
ここから、おじいちゃんやおばあちゃんの世代まで考えると、さらに一兆がかけ算されます。
本当に天文学的な数字になっていくのです。
まさに奇跡的な数字と言えるでしょう。
だからこそ、命をつないできてくれた先祖の人たちに感謝することを忘れないで生きたいものです。
子どもが生まれるというのは、決して自然現象ではありません。
奇跡そのものなのです。
今まで命をつないできた人の誰か一人でも欠けていたら、
今のあなたはこの世に存在していないのですから。
絵本『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん/長谷川義史』
をぜひ読み聞かせてみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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