Twitterに,とっておきの話157「栄光の裏には支える陰」の原稿をアップしました。
スポーツの世界には,栄光の輝きを放つ場面が生まれます。
しかし,その栄光の裏には必ず,
支える陰
があります。
とっておきの話37「裏方努力」の話にもつながります。
クイズ番組の裏でがんばるアナウンサーの話でしたよね。
彼らも 支える陰 と言えます。
今回の話は,クイズ番組ではなく,陸上競技での支える陰に注目しています。
陸上競技の中でも,100m走の栄光と言えばこの人。
2017年に行われた100m走で、日本人選手初の9秒台を叩き出した桐生祥秀選手です。
10秒台の選手は大勢いても、当時9秒台を走る選手は一人もいなかったのですね。
そんな偉業を成し遂げた桐生選手の隣に映っている人がいます。
名前は,福岡渉さんという方です。
いったいこの人はどんな人だと思いますか?
正解は、こんな人です。
桐生選手が9秒台を叩き出したレースでスターターを務めていた人です。
この福岡さんの職人魂がすごいのです。
風の強さを見極め、リズムを感じる。そして、風が弱まったところを見計らって号令をかける。
しかも、最初の言葉は強めに言う。選手の背中を押すために。
9秒台が出た裏には、福岡さんの陰ながら支える姿があったのですね。
探してみると,こうした支える陰を感じるエピソード素材は多いものです。
高橋尚子選手と言えば日本人で初めてマラソンで金メダルを取った選手ですが、その栄光の裏には三村仁司さんというシューズ職人が努力して支える陰がありました。
良いシューズをはかないと足に負担のかかる長距離は走れないですからね。
こうした陰で支える人の話があることを忘れないでいると、自分にもそうした人がいることに気付きます。
アップした原稿はここで終わっていますが,今の自分なら,最後にこんな問いかけをして話を終えたいです。
あなたにとって支える陰とは誰ですか?
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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