Twitterに,とっておきの話154「エキスパートになる途中」の原稿をアップしました。
今回の素材には,
エキスパート
という言葉が出てきますが,子どもにとってはどういう意味なのか分からないかもしれません。
ただ,エキスパートのように,カタカナで短い言葉はキーワードになりやすい面はあります。
なので,序盤で補足説明をしてから話を進めています。
エキスパートの人たちは、もともとその仕事に向いているとか、今まで何も失敗せずに天才的な人たちのように思いますよね。
でも、エキスパートの人たちは、むしろ逆なのです。
本当のエキスパートとはどういう人のことを指すのでしょう?
ノーベル物理学賞を受賞したニールス・ボーアさんはエキスパートについてこんな言葉を残しています。
エキスパートとは、ごくかぎられた分野で、ありとあらゆる間違いをすべて経験した人物である。
ありとあらゆる間違いをすべて経験した人物が本当のエキスパートだそうです。
失敗や間違いにくじけそうになったら、
自分はエキスパートになる途中なんだ
と思えば、少しは心が楽になるかもしれませんね。
今回のテーマはエキスパートですが,
人は何でも
何かの途中
だと言えます。
ついついゴールばかりに目を向けてしまいがちですが,
焦らず,過程を見つめていくことが大切です。
そして,誰しも間違いや失敗を経験して結果を残していくのです。
ノーベル賞を受賞した人だってそうなのです。
失敗や間違いにくじけそうになった人にこそ,ぜひ話してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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