2021年6月5日土曜日

とっておきの話154「エキスパートになる途中」の裏話

Twitterに,とっておきの話154「エキスパートになる途中」の原稿をアップしました。

 とっておきの話154「エキスパートになる途中」の原稿



今回の素材には,

エキスパート

という言葉が出てきますが,子どもにとってはどういう意味なのか分からないかもしれません。


ただ,エキスパートのように,カタカナで短い言葉はキーワードになりやすい面はあります。

なので,序盤で補足説明をしてから話を進めています。


エキスパートの人たちは、もともとその仕事に向いているとか、今まで何も失敗せずに天才的な人たちのように思いますよね。

でも、エキスパートの人たちは、むしろ逆なのです。




本当のエキスパートとはどういう人のことを指すのでしょう?


ノーベル物理学賞を受賞したニールス・ボーアさんはエキスパートについてこんな言葉を残しています。


エキスパートとは、ごくかぎられた分野で、ありとあらゆる間違いをすべて経験した人物である。



 

ありとあらゆる間違いをすべて経験した人物が本当のエキスパートだそうです。


失敗や間違いにくじけそうになったら、

自分はエキスパートになる途中なんだ

と思えば、少しは心が楽になるかもしれませんね。






今回のテーマはエキスパートですが,

人は何でも

何かの途中

だと言えます。


ついついゴールばかりに目を向けてしまいがちですが,

焦らず,過程を見つめていくことが大切です。


そして,誰しも間違いや失敗を経験して結果を残していくのです。


ノーベル賞を受賞した人だってそうなのです。

失敗や間違いにくじけそうになった人にこそ,ぜひ話してみてください。




ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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