2021年5月7日金曜日

とっておきの話128「物にさわってあいさつ」の裏話

Twitterに,とっておきの話128「物にさわってあいさつ」の原稿をアップしました。

とっておきの話128「物にさわってあいさつ」の原稿



今回は,「あいさつ」をテーマにした話です。


みなさんはいつも、どんな人にあいさつをしていますか?


家族や友達,近所の人,先生など,いろんな人を思い浮かべるでしょう。


では,質問を変えてみます。



みなさんはいつも,どんなにあいさつをしていますか?


これが,今回の話の本題となる

物にあいさつ

です。


人にはあいさつするのは当たり前でも、物にあいさつしている人は少ないかもしれません。


でも、毎日欠かさず、物にあいさつしている人がいるのです。

どうやって物にあいさつするのでしょうか。



その人は毎日、こんなことをしているそうです。

物にさわる

一日一回、自分のまわりにある物にさわる。それだけです。


さわると、その物の状態がわかります。

ほこりがかぶっていたらきれいにしますし、こわれているところはなおします。


つまり、物にさわってあいさつするとは、物を大切にするということなんですね。



聞き手の子どもたちには,こんな質問をします。


みなさんは、自分の筆箱の中に何本の鉛筆が入っているか、答えることができますか?

そのうち、何本がとがっていて、何本が丸くなっているか、答えることができますか?


こうした質問は,大人でも答えるのが難しいのではないでしょうか。



最後にこんな風に締めくくっています。

【物にあいさつを続けている人は、いとも簡単に答えることができます。

そうやって物を大切にしていると、いざ使いたい時にすぐ取り出せ、良い状態で気持ち良く使うことができます。

あいさつをしていると、物が助けてくれるのです。

物にあいさつ、今から始めてみませんか?】




・えんぴつをけずりましょう
・筆箱や道具箱の中身を整頓しましょう。
・忘れ物がないようにしましょう。


そんな指示を出すのは簡単ですが,言われたからやるという受け身な物の管理になりがちです。

そこで,こうしたとっておきの話を実践することで,自発的に物を大切にする態度を養うきっかけとしたいです。




気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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