2021年5月28日金曜日

とっておきの話147「主人公」の裏話

Twitterに,とっておきの話147「主人公」の原稿をアップしました。

とっておきの話147「主人公」の原稿



主人公


主人公という言葉の意味や由来をしっかりと調べたことのある人は少ないかもしれません。


実はこの言葉、禅宗という宗教で使われていた言葉だったそうです。



昔の中国に、師彦和尚というおしょうさんがいました。


その人は、修行する時に、

「主人公」

「はい」

と言って自問自答を繰り返していたそうです。


ちなみに原文を引用するとこんな感じ↓


瑞巌和尚、毎日自ら主人公と喚び、復た自ら応諾す。及ち云く、惺惺著。諾。他時異日、人の瞞を受くること莫れ。諾、諾。

(『無門関』第十二則)

 




言われて見れば、物語の主人公はみんな、自問自答する場面がありませんか?

桃太郎だって、鬼退治に行くかどうかを自問自答してから仲間探しに行きますよね。

どんなスーパーヒーローも、自問自答しながら人生を歩んでいるのです。


主人公はみんな,自問自答している。


😀 僕らも、主人公と呼ばれる立場です。

 だって、その人の人生は、その人しか主人公になれませんからね。

 

 自分の人生は、自分以外主人公になれないのです。



 みなさんも自問自答しながら、自分が主人公の人生を楽しんでいってください。


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