2021年5月1日土曜日

とっておきの話122「選ぶより選ばれる人に」の裏話

Twitterに,とっておきの話122「選ぶより選ばれる人に」の原稿をアップしました。

とっておきの話122「選ぶより選ばれる人に」の原稿




人は知らないうちに、付き合いやすい相手を選ぶものです。

これは当たり前です。

人が生きていく術として,付き合いやすい相手を選ばないと,危険だからです。


しかし,みなさんも,こんなことを思ったことはありませんか?


Aさんはうわさによると嫌な子らしいから、関わらないようにしよう。

本当かどうかも自分の目で確かめてもないのに、Aさんを避ける。


Bくんはどうせ読書ばかりする子だから、遊びに誘うのはやめよう。

直接聞いてもないのに、イメージだけでBくんを誘わない。


このように、付き合いやすい相手を選ぶ時、うわさやイメージで勝手に自分で「その人はこういう人だから」と決めつけていることが多いのです。


先程、人を選ぶことは当たり前と言いましたが,

以上のような人の選び方は,果たしていいものでしょうか?



よくありませんよね。

こうした選び方を一言でまとめると,

 

偏見


と言いますよね。

漢字で、偏って見ると書きます。





気を付けていないと、周りの人を偏って見ていることがよくあります。

そんな人は、いつも人を偏って選んで生きています。

でも、偏見を続けていると、その人は逆に周りの人から選ばれなくなります。

せめて自分だけは、人を選ばないで生きていこうとしてみませんか?


つまり,こういうことです。


選ぶより選ばれる人に


人を選ぶことをやめると、自然とその人は人から選ばれる人になるそうです。

選ばれようと必死になるという意味ではありません。


偏見をやめて、人を選ばずに生きていくと、自然と選ばれる人になるという意味です。



子どもたちの中にも,偏見で人を選んでいる子がいます。

例えば,4年生の学級をもったとします。

すると,担任よりも子どもたちの方がその学年メンバーともう3年以上の付き合いがあるのです。

だからこそ,子どもたちがもっている偏見はほぐしていかないといけません。


特に,人から選ばれなくなった問題児への接し方には注意が必要です。

「問題児」と決めつけている人が多いからこそ,その子が輝ける一面を広めるのが担任の仕事です。

その際,今回のようなとっておきの話をきっかけに,偏見のない学級づくりをしてみてはいかがでしょうか。




気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。


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