Twitterに,とっておきの話122「選ぶより選ばれる人に」の原稿をアップしました。
人は知らないうちに、付き合いやすい相手を選ぶものです。
これは当たり前です。
人が生きていく術として,付き合いやすい相手を選ばないと,危険だからです。
しかし,みなさんも,こんなことを思ったことはありませんか?
Aさんはうわさによると嫌な子らしいから、関わらないようにしよう。
本当かどうかも自分の目で確かめてもないのに、Aさんを避ける。
Bくんはどうせ読書ばかりする子だから、遊びに誘うのはやめよう。
直接聞いてもないのに、イメージだけでBくんを誘わない。
このように、付き合いやすい相手を選ぶ時、うわさやイメージで勝手に自分で「その人はこういう人だから」と決めつけていることが多いのです。
先程、人を選ぶことは当たり前と言いましたが,
以上のような人の選び方は,果たしていいものでしょうか?
よくありませんよね。
こうした選び方を一言でまとめると,
偏見
と言いますよね。
漢字で、偏って見ると書きます。
気を付けていないと、周りの人を偏って見ていることがよくあります。
そんな人は、いつも人を偏って選んで生きています。
でも、偏見を続けていると、その人は逆に周りの人から選ばれなくなります。
せめて自分だけは、人を選ばないで生きていこうとしてみませんか?
つまり,こういうことです。
選ぶより選ばれる人に
人を選ぶことをやめると、自然とその人は人から選ばれる人になるそうです。
選ばれようと必死になるという意味ではありません。
偏見をやめて、人を選ばずに生きていくと、自然と選ばれる人になるという意味です。
子どもたちの中にも,偏見で人を選んでいる子がいます。
例えば,4年生の学級をもったとします。
すると,担任よりも子どもたちの方がその学年メンバーともう3年以上の付き合いがあるのです。
だからこそ,子どもたちがもっている偏見はほぐしていかないといけません。
特に,人から選ばれなくなった問題児への接し方には注意が必要です。
「問題児」と決めつけている人が多いからこそ,その子が輝ける一面を広めるのが担任の仕事です。
その際,今回のようなとっておきの話をきっかけに,偏見のない学級づくりをしてみてはいかがでしょうか。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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