Twitterに,とっておきの話113「素直と信念」の原稿をアップしました。
バランス感覚って大切だと思います。
それはつまり,Aも大事だしBも大事というバランス感覚です。
今回のとっておきの話は,
「相手の意見を素直に聞き入れる」ことも大事だし
「自分の信念を熱く伝える」ことも大事
というバランス感覚の話。
教えてくれたのは,『20世紀少年』などの代表作で有名な漫画家,浦沢直樹さんです。
① 相手の意見を素直に聞き入れる
ある日、漫画の編集をする人から、浦沢さんに漫画の中で作り直してほしい部分があるという話がきました。
漫画というのは、一コマを描き直すだけでも2時間かかることもあるそうです。
作り直すというのは、相当時間がいるはずです。
にも関わらず、浦沢さんは編集をする人からのアドバイスを聞いて良いと思ったら、たとえ時間がかかったとしても作り直すそうです。
② 自分の信念を熱く伝える
しかし、いつも聞き入れているばかりではないのです。
漫画を読む人に伝えたいメッセージは、絶対にゆずれないと思った時、編集する人にその熱い思いを伝えるそうです。
自分の信じている大事なことは絶対にゆずらないのです。
③ 素直と信念 どちらも大事
相手の意見を素直に聞き入れ、良いと思ったら変えてみること。
でも、自分にとって絶対にゆずれないところは曲げずに、相手にしっかりと伝えること。
どちらも大事にした生き方が素敵だと思いました。
この浦沢直樹さんのバランス感覚がステキですよね。
素直に聞いてばかりだと自分の信念がぶれてただの言いなりになってしまう。
かと言って,自分の信念を伝えてばかりだとただの頑固者になってしまう。
どちらかに偏らず,どちらも大切にするバランス感覚
様々な場面で意識できそうな感覚です。
それは,子どもたちの授業も一緒です。
相手の意見を素直に聞き、自分の意見に信念をもって発言できる人になってほしいものです。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿