Twitterに,とっておきの話111「手の魔法」の原稿をアップしました。
現在のようなコロナ禍のご時世には話しづらい内容かもしれません。
でも,「手で触れる」ことの効果は,まるで魔法です。
中でも注目すべき効果は,手で触れることで
相手を安心させる
ことができる効果です。
看護師以上にスペシャリストと呼ばれる専門看護師と呼ばれる仕事をしている北村愛子さんは、患者さんと接する時に必ずしていることがあります。
それは,「まず、手をにぎる」ということです。
手をにぎってお話をするのです。
本当に自然な流れで、温かく患者さんの手をにぎるので、患者さんの顔も安心した表情になります。
テレビでこの人の様子が映し出されている時、こんなに自然な形で手を握れる人になりたいと思いました。
この北村さんの姿を見て,「手には魔法がある」というテーマでとっておきの話を作ってみようと思いました。
当時,もう一つステキな素材との出合いがありました。
それがこの絵本。『てとてとてとて』です。
手には安心させる魔法だけでなく,いろんな魔法があることを教えてくれます。
福音館書店さんの紹介ページには,こんな風に紹介されています。
【手拍子をすれば手は楽器となり、身ぶり手ぶりは手話となって手をもって話すことができるし、点字をとおして手で読むことができる手。手は楽器、手で話す、手で読む、手のもつ多様な世界を描きます。また不安なときや悲しいとき、手を握ってもらうと心が落ち着きます。自分に寄りそってくれているという安心感を覚えるのだと思います。手で遊ぶ世界から、手がもっている心の世界までを楽しく描いた科学絵本です。】
気になった方はぜひ,購入してみてください。
この絵本をとっておきの話の最後に読み聞かせて締めくくることにしました。
「手の魔法」。みなさんは信じますか?
僕は信じてみたいです。何気なく使っているその手に魔法があるなんてステキな話ですよね。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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