Twitterに,とっておきの話96「一発全力」の原稿をアップしました。
1日1回勝負!
サッカーの本田圭佑選手がCMで叫んでいました。
人生は毎日が一度きりの勝負の連続です。
学校生活においても,
一回勝負
の連続です。
それは行事であっても,普段の授業であっても。
振り返りはしても,全く同じ内容の学習を実施することはしません。
だからこそ,一回一回の行事や授業は大切にしてほしいものです。
僕はいつも,子どもたちとの勝負だなと思っています。
なぜかというと,勝負は,お互いが本気を出してこそ楽しいものになるからです。
前回紹介した「勝ち負けがあるから成長できる」に通じるものがありますよね。
だから,一回一回の勝負。聞き手である子どもたちには全力を出してもらいたいのです。
そんな時,今回のとっておきの話「一発全力」を披露します。
「一回勝負だよ?」
と言われても,まだまだ背中を押すには弱いと感じた時,
「今まであった一回勝負の出来事に,あなたは全力をつくしてきましたか?」
と問いかけることで,聞き手にドキッとさせます。
自分事だと思ってもらう工夫ですね。
そして,毎度おなじみの合言葉へとつなげます。
今回の合言葉は。。。
一発全力
きっと素材元の通信を作った先輩の先生が考えた造語だと思います。
でも,四字熟語で唱えやすく,意味がわかりやすい言葉です。
原稿では,最後にみんなで「一発全力!」と大きな声で言わせて話を終えています。
とっておきの話の中だけでなく,終わった後の日常でも合言葉として使うとより効果的です。
「勝負」という言葉からは相手を連想させます。
「全力」という言葉からは自分の力を連想させます。
一回勝負の前に一発全力を合言葉にすることで,
【自分➡相手】
という自然な流れで子どもたちの思考を促せます。
そうか,自分が全力を出し,相手も全力を出す勝負。これが一回勝負なんだ。
そんな風に感じるはずです。
新しい言葉(造語)を作ることは,聞き手が自分事として考え,無理なく思考を促せるための手立ての1つです。
合言葉になりそうだと判断できるなら,多少無理のある造語でも作ってしまえばいいと思います。
作ってみて,浸透すればそれでオッケーです。
浸透しなければ,また別の合言葉を定着させればいいのです。
既存の言葉だけに目を向け,それが綺麗な言葉だと提示しているだけだと,聞き手に届かない時があります。
世の中の言葉たちは,必ずしも万人に通じる言葉ではないからです。
だからこそ,目の前の聞き手の実態を正確に把握し,ぴったりの言葉を探す必要があるのです。
言葉と聞き手をつなぐ。
それが話し手としての大きな役割の1つなのです。
気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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