Twitterに,とっておきの話94「おうちの人からのメッセージ」の原稿をアップしました。
おうちの人=保護者
のことを指します。
昨今の時代では,迂闊に「お母さん」「お父さん」という表現が使えません。
母子家庭や父子家庭,親がいない施設の子もいるからです。
クラスに1人~3人は当たり前にいる時代です。(学校によってはもっと多いかも)
かと言って,「保護者」という表現は聞き手の子どもたちにとってあまりピンと来ません。
なので,「おうちの人」という表現を使っています。
そんな「おうちの人からのメッセージ」,教室の中で一番受け取っているのは誰だと思いますか?
そう,担任の先生です。
連絡帳には毎日,様々な子の保護者からメッセージが届きます。
中には重大な問題を示唆する内容も。。。
でも,「我が子の成長を思って」が前提のメッセージばかりなのです。
こうした保護者の思いは,毎日連絡帳を点検する担任が一番受け取っているように思えます。
しかし,こうしたメッセージは,本来「その子本人」に確実に届けるべきではないでしょうか?
連絡帳に漢字で書いてある大人向けのメッセージも,内容によっては子どもに紹介してもいいと思います。
ましてや,連絡帳ではなく,今回のように
「おうちの人からのメッセージを書くページ(欄)」
のある冊子(夏休み日誌など)やプリントは,その存在を子どもたちに強く意識してもらう必要があると考えます。
今回の話「おうちの人からのメッセージ」を披露すると,分かることがあります。
それは。。。
担任が思っている以上に,
子どもたちは,おうちの人からのメッセージを気にも留めていない。
ということです。
大変悲しい事実ですが,それぐらい
「立ち止まってメッセージを読んでみる時間」
が必要だということです。
こうした時間を設けることで,
・僕のお母さんはこんなことを考えてくれていたんだ。
・私のお父さんはこんな気持ちだったんだ。
というような「おうちの人の想い・気持ち」に触れることができます。
子どもたちにとってそれは大きな発見であり,新しい発見のようです。
時として教師は,子どもとおうちの人をつなげる役割も担うべきです。
今回のとっておきの話も,気になった方はぜひ,実践してみてください。
ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。
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