2021年3月14日日曜日

とっておきの話80「百〇は一△にしかず」の裏話

Twitterに,とっておきの話80「百〇は一△にしかず」の原稿をアップしました。

とっておきの話80「百〇は一△にしかず」の原稿



百聞は一見に如かず


百回聞くよりも,一回見た方が価値のあることだという意味です。

みなさんご存知のことわざですよね。



でも,似たような言葉で,こんな言葉があります。


百見は一行に如かず


百回見るよりも,一回行った方が価値のあることだという意味です。



「百聞は一見に如かず」よりもさらに踏み込んだ言葉ですよね。

聞くよりも自分の目で見る。

見るよりも自分の足で行く。

そんな姿の価値を伝えるのにとっておきの話です。



このように,有名なことわざの一部を変えて新たに言葉を作ると,新しい視点を得られます。


今回の原稿はここで終わっていますが,タイトルにした

百〇は一△に如かず

という言葉には,可能性を感じます。

〇と△に何を入れるかによって,様々な言葉が作れそうだからです。



この際なので,いくつか作ってみました。



① 百練は一本に如かず

百回練習するよりも,一回の本番に価値がある。

逆に,一回の本番のためには,百回以上の練習を大事にすべし。



② 百話は一聞に如かず

百回自分の話をするよりも,相手の話を真剣に聞いた一回に価値がある。

聞く姿勢は大切にしたいですよね。



③ 百知は一調に如かず

百個の情報よりも,自分で調べた一つの知識に価値がある。

受け身で知るよりも,主体的に調べたことの方が大切ですよね。



④ 百他は一友に如かず

百人の他人よりも,たった一人の友達に価値がある。

友達は数ではなく,つながりの太さや関係の深さに意味があります。



⑤ 百群は一団に如かず

百の群れよりも,一つの集団に価値がある。

群れがいくら集まっても意味はありません。

チームワークの取れた集団にこそ価値があるのです。



⑥ 百作は一開に如かず

百の物を作るよりも,一つの物を公開した方が価値のあることだ。

自分の殻に閉じこもって百の物を作るよりも,作った物の中の一つでも公開していろんな人に見てもらう方を大切にしたい。

今,僕のしている「とっておきの話クリエイター」としての活動はそんな心境です。

作成と並行して,公開もしていきます。



⑦ 百哀は一喜に如かず

百の悲哀よりも,一回の喜楽に価値がある。

たとえ悲しいことが重なっても,一回の嬉しい出来事できっと帳消しになるから。



⑧ 百他は一自に如かず

百人の他人のことよりも,たった一人の自分のことを大切に。

自分を大切にできない人は,他人も大切にできません。



⑨ 百手は一傍に如かず

百回手を差し伸べるよりも,一度ただ傍にいる。

それだけで救われる心があるのです。



⑩ 百宝は一命に如かず

百個の宝より,たった1つの命。

命に勝る宝物なんてありません。命は大切に。




いかがだったでしょうか。まだまだ作れそうですね。


みなさんはどんな言葉が思い浮かんだでしょうか?

〇や△に何を入れるかによって,新たなとっておきの話が作れるでしょう。


ネットで調べてみると,こんな画像もありました↓




気になった方はぜひ,実践してみてください。

ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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