2022年1月1日土曜日

とっておきの話330「今日から、進年。」の裏話

Twitterに、とっておきの話330「今日から、進年。」の原稿をアップしました。

とっておきの話330「今日から、進年。」の原稿



みなさんは、新聞を読む習慣がありますか?



昨今は新聞を読む習慣の無い人が増えているようですね。

時代はデジタル世界。

新聞というアナログな媒体は廃れてきているのかもしれません。


しかし、新聞を読んでいると、思わぬ素材に出合うことがよくあります。

特に、お正月の新聞は素材の宝庫です。


なぜなら、各社が気合いを入れて記事を書いたり、広告を載せたりしているからです。

そこには普段にはない熱いメッセージが込められ、それが分かりやすく伝わるような工夫が凝らされています。


今回のとっておきの話の素材は、昨年のお正月の新聞で見つけた集英社の広告が素材になっています。


それでは原稿を読んでみましょう⇩


【(冬休み明けに行うと良い)

 新年,あけましておめでとうございます。

 みなさんは,「しんねん」を漢字でどうやって書くかわかりますか?

 (「新年」と書いて見せる)

 新しい年と書いて,新年です。


 でも,先生はお正月の新聞で,違う「しんねん」を見つけました。

 こんな漢字です。

(「進年」と書いて見せる)

 これは,何て言う漢字でしょう?(「進」を指指しながら問いかける)

 そう,進むという意味です。

 実はこんな広告が新聞の中に入っていました。(広告の画像を見せる)

 



 (今日から,進年。と提示)

 読んでみましょう。さんはい。(読ませる)

 新しい年を迎えました。今年もみなさんが一歩一歩進む年,成長できる年となりますように。

 今日からまた,進んでいきましょう。】



原稿の冒頭でも書いてある通り、冬休み明けの3学期始めの学級開きで話をするのをおすすめします。

この時期に「しんねん」と聞くと「新年」を真っ先に思い浮かべると思いますが、

進年

と表記を変えるだけで、違った意味合いが生まれますよね。

こういう広告コピーは、普段なかなか出合えないのです。

お正月の新聞だからこそ、よりたくさんの人の目が集まるようになっていると思います。




さて、こうしたお正月の新聞の素材により出合いやすくなる僕の習慣を最後に紹介して終わりましょう。

僕はいつも、お正月になると朝からコンビニへ出掛けます。

そこで必ずしていることがあります。


それは、新聞全社の新聞を片っ端から購入することです。


なぜなら、新聞社によって記事の内容も、入っている広告も違うからです。

そんなに値段としては高くないので一度みなさんもやってみると面白い発見に出合えるはずです。



ということで、今からコンビニへいってきます。

改めまして、みなさん、あけましておめでとうございます。

今年もみなさんにとってステキな一年になりますように。




ここまで読んでいただいた方々,ありがとうございました。

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